GHGプロトコルイニシアチブ

GHGプロトコルに沿った算定および報告制度に利用できます

グリーンエネルギー証書(グリーン電力証書・グリーン熱証書)は、GHGプロトコルに沿った二酸化炭素排出量の計算および各種報告制度で排出量の報告に利用できます。
利用の範囲はGHGプロトコルで定める間接排出Scope2 (場合によってはScope3)であり、グリーン電力証書は、他社から供給を受けた電気(electricity)に、グリーン熱証書は、他社から供給を受けた蒸気(steam)、温熱(heat)および冷熱(cooling)に利用できます。
グリーンエネルギー証書は直接排出Scope1の範囲の計算および報告には利用できません。

グリーン電力証書・グリーン熱証書の活用範囲

直接排出

工場の煙突を示すアイコン

燃料の燃焼等

  • 自社の所有または管理する設備による重油やガス等の燃焼
  • 製造過程で排出されるGHG
  • 自社所有車両でのガソリン、軽油の使用

間接排出

送電塔のアイコン

エネルギーの購入

  • 電力会社から購入する電気
  • 熱供給事業者から購入する熱(蒸気・温熱・冷熱)
  • 入居するビルで使用する電力・熱(蒸気・温熱・冷熱)

間接排出

梱包箱のアイコン

材料の調達、製品の利用等

  • 購入した製品、サービス
  • 輸出、配送
  • 出張、雇用者の通勤
  • リース資産
  • 販売した製品の使用
  • フランチャイズ 等
事業者の活動に関連する他社の排出

利用できる主な制度

CDPのアイコン

CDP

環境情報の開示と評価制度

RE100のアイコン

RE100※電力のみ

再生可能エネルギー100%目標

SBTのアイコン

SBT

温室効果ガス排出削減目標

TCFDのアイコン

TCFD

気候リスクの財務情報開示指針

グリーンエネルギー証書は再エネ証書として各種報告制度に利用することができますが、各制度側で再エネ証書利用に関する独自ルールが設定されている場合は、各制度に準拠したグリーンエネルギー証書の利用が必要となります。必ず各制度側のルール(ガイダンス等)をご確認ください。

参考:環境省「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」

ご利用方法

購入したグリーンエネルギー証書(電力量:kWh、熱量:MJ)の数量をそのまま再エネ証書の調達量として利用できます。証書利用に関する特別な手続きは不要です。

Step 01

ご相談・購入量の確認

報告対象のエネルギー使用量(電力量:kWh、熱量:MJ)をご確認ください。

Step 02

見積り提示

詳細を確認の上、担当よりご提出します。

Step 03

契約締結

契約締結は契約書もしくは電子契約書にて締結します。

Step 04

グリーン電力証書の発行

契約締結後、発行まで最短1か月程度のお時間を要します。

Step 05

報告制度の利用(お客さま)

各制度に関する内容については制度事務局またはお客さまが依頼している第三者検証機関へご相談ください。