
当社は、「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」など、外食事業の運営およびフランチャイズチェーンを展開しています。自己実現を目指す経営理念「Smile & Sexy」を基軸に、長期経営ビジョンの「『個』の尊厳を『組織』の尊厳より上位に置き、『とびっきりの笑顔と心からの元気』で世の中をイキイキさせる」を目指しております。その実現にむけ、「気候変動への対応(脱炭素社会への貢献)」や「省資源・廃棄物削減への対応」など9つのマテリアリティ(重点課題)を策定し、サステナビリティ基本方針として「豊かな社会とお客様に必要とされるブランド・会社の両立」を掲げております。
グリーン電力導入の経緯と取組み
気候変動への対応(脱炭素社会への貢献)においては、温室効果ガス排出量の削減目標として、2030年度までに2020年度比で33%削減を目指しています。この目標達成に向けた重要な施策の一つが、再生可能エネルギーの導入です。
2023年11月より、東京フォーラムオフィスと豊橋フォーラムオフィスの全使用電力を、日本自然エネルギー株式会社様から提供いただく再生可能エネルギー由来の「グリーン電力」に切り替えました。これは、本部機能を担うオフィスにおける排出量を実質ゼロにする、脱炭素化への明確なコミットメントです。この切り替えにより、環境負荷の低減に大きく貢献しています。
導入後の変化と周囲の反応
グリーン電力導入は、社員のサステナビリティに対する意識を大きく変えるきっかけとなりました。
「地球に優しい電力を使っている」という事実は、日々の業務を通じて環境貢献を実感する機会となり、社員の環境意識とエンゲージメントの向上に繋がっています。また、株主・投資家の皆様からも、気候変動対策への積極的な取り組みに対し、高い関心とご期待の声をいただいています。

今後の予定と目標

当社の脱炭素社会への貢献は、グリーン電力の導入だけに留まりません。店舗における太陽光パネルの設置、廃食油を原料とした持続可能な航空燃料(SAF)への貢献等、サプライチェーン全体でのCO2削減にコミットしてきました。
また、生物多様性への貢献として、愛知県豊橋市の植林活動に加え、インドネシアのマングローブ林における植林活動を継続しております。
さらに、国際的な開示基準への対応として、気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同・開示を進めるとともに、CDP、FTSE評価の向上にも積極的に取り組み、情報開示の透明性を高めてまいります。