発電所レポート

自然エネルギー発電所めぐり(沖縄・北大東製糖編)

みなさんこんにちは。広報担当の江ノ上です。
6月より4回にわたってお送りしてきましたバガス発電レポートも今回の北大東製糖株式会社様をもって終了となります。
みなさんこれまでのレポートはいかがでしたでしょうか?
このレポートを書かせていただいた当初は「正直、誰か読んでくれるのかな?」と思っていたのですが、お客さまのところに訪問させていただいていると「発電所レポート読んでるよ!!」と予想を反して多くのお声をかけていただき大変うれしく思っております!!今後も引き続きお読みいただければうれしく思います。よろしくお願いします。

       
          

さて、今回の北大東製糖株式会社様への訪問ですが、発電所レポートVol.7のこぼれ話でご紹介したとおり、ちょっとしたトラブルで新たに日程を設けてご訪問させていただくこととなりました。
そんな今回の訪問、実は私の「初☆1人発電所訪問」だったんです。
そのため、少し緊張と不安の中現地へ向かったのですが、またしてもプロペラ機の乗り心地のよさに少しウトウト・・・としているうちにあっという間に北大東空港へ到着しました。

北大東空港

北大東空港

   
       

北大東島へ到着するとあいにくの雨、到着したのが夕方だったため本来の予定では宿泊先へそのまま向かう予定だったのですが、「明日工場の稼動が止まってしまうかもしれない」ということで急遽到着日に見学をさせていただくこととなりました。

残念ながらあいにくの天気

残念ながらあいにくの天気

   
        

では「なぜ、雨だと製糖工場が止まってしまうのか?」みなさんの中で疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。

   
                

それは、雨が降ると畑がぬかるんでしまい、さとうきびを刈り取る機械であるハーベスターが畑に入ることができないからなんです。ぬかるんだ畑ではハーベスターは進むことができません。そうなるとさとうきびを収穫することができず、原料が底をついてしまいます。

                

もう少し詳しく説明させていただきますと・・・製糖期間中(だいたい1月〜3月)はほとんどの製糖工場は24時間稼動となっております。そのような中で、原料の受け入れは日中だけとなっていますので、夜間も工場が稼動していると翌日にはほとんどの原料が消費されてしまうわけです。そのため、毎日原料の搬入がないと製糖工場がストップしてしまうのです。

さとうきびを刈り取るハーベスター

さとうきびを刈り取るハーベスター

   
       
                

そんな急な変更にもかかわらず快くご対応いただきました北大東製糖株式会社様のご紹介にうつらせていただきます。北大東製糖株式会社様は昭和33年に会社設立され、創業当初は150トンの黒糖工場でしたが、昭和41年に250トンの分蜜糖工場に増改築され、昭和52年には現在の製造能力(=1日当たりの処理量)と同じ360トン分蜜糖工場となりました。私が見学させていただいた3箇所のバガス発電所の中では一番規模が小さかったため、工場はこじんまりとしており、アットホームな印象を受けました。

北大東製糖株式会社様

北大東製糖株式会社様

   
          
                

北大東製糖様は最新のハーベスターを所有されてらっしゃいました。こちらは農耕地への接地面積が少ないため、畑にダメージを与えにくいんだそうです。やはり大きなトラックを畑に入れることは土壌へのダメージが大きいそうで、今後はこのような機械をもっと導入していきたいとのことでした。土壌のよしあしがさとうきびの収穫量や糖度に与える影響も大きいため、畑作りから気を遣っていかなくてはならないんですね。

最新のハーベスター

最新のハーベスター

   
        

こちらでは発電所訪問で初!!社員食堂でご飯もいただきました。
ここではごはん・おかずとも食べ放題!!おかずも何種類もあり非常に充実していました。
従業員のみなさん、声を揃えて「うちの会社は食には力を入れている」とおっしゃっており、この食事内容を見たとき納得でした。
こちらも写真を撮ってくればよかったのですが・・・食べるのに夢中で・・・
おいしそうなご飯をみなさんにもお伝えできず残念です。

        

さて、バガス発電所、お楽しみの煙筒文字ですが、北大東製糖様はというと・・・
何も書かれておりませんでした。
楽しみにしていたので、ちょっと残念でしたが、従業員の方にその旨つたえると「じゃあ、次までにはなんか記しておかんとね〜。なんの言葉がいいかな?」とおしゃっていただきました。
どんな文章を入れてくださるのか楽しみですね♪

        

このように工場訪問も初日に終えてしまったため、2日目は島内を案内していただきました。従業員のみなさまお忙しい中ありがとうございました。

       
                

島内を一周するには車でゆっくりと20分ぐらいかかります。
南大東島も北大東島も珊瑚が隆起してできた島ですが、この写真はそれがよくわかりますよね。ところどころに石碑があったり、パワースポットがあったりと島ならではの文化が根付いているように感じました。

島はサンゴが隆起してできています

島はサンゴが隆起してできています

   
        

最後に北大東島でのグルメをご紹介してレポートを終えさせていただきたいと思います。私のイチオシはじゃがいもとかぼちゃ☆

       
                

3月上旬にお伺いさせていただきましたが、その時期が新じゃがの時期(早いっ!!)ということでとれたての新じゃがをごちそうになりました。本当にほくほくで一足お先に春の味をいただきました。
そして劇的においしかったのがかぼちゃ!!生まれて初めてこんなおいしいかぼちゃをいただきました。
甘みが凝縮されていて「1個食べれる!!」と思ったほどです。後で知ったのですが、北大東島のかぼちゃは主に高級料亭へ出荷されているようです。それも納得のお味です!!
みなさん北大東島へ伺った際にはぜひ召し上がってみてくださいね。そしてこちらも、あまりのおいしさで食べることに夢中になっていて、写真を撮ることを忘れてしまいました。スミマセン。。。

北大東島のパワースポット

北大東島のパワースポット

   
       
                

最後はグルメで締めくくってしまいましたが、3発電所のレポートいかがでしたでしょうか?これからも色々な発電所をご紹介させていただく予定ですので、引き続きご覧いただければと思います。

北大東島開拓100周年記念碑

北大東島開拓100周年記念碑

   

そこで、次回ご紹介させていただく発電所ですが、発電所レポート初!!太陽光発電所のご紹介となります。
株式会社LIXIL様が熊本県で運営する「LIXIL 有明 SOLAR POWER」発電所をご紹介させていただきます。こちらもどうぞお楽しみに♪

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